ダンガンロンパ2★

ついにクリア。完全初見だったからかなり楽しめた。
結論的には、シナリオは結構凝ってたし後半の盛り上がりは良かった。
でも、おしおきはなんか微妙なのばっかりだったなって印象。
あとはトリックとかは思っていたほど難しくなかったし難易度イジワルでも問題なくクリアできた。

 

前回の感想を踏まえて振り返ると、十神が偽物ってのは完全に騙された。
前作の流れを経てまともになって、悲劇的な展開かなって思ったらまさかの超高校級の詐欺師とは。
狛枝は結局苗木とは何も関係なかった。
スリードに見事に引っかかってた。
てっきり苗木が成長した姿とかで、何かあって希望希望いうように歪んだのかと思ってたから結構予想外の展開。
苗木は苗木のままで、別に未来とかでもなく電脳世界でしたってオチ。

九頭龍が女じゃないかってのは全然違かった。
水着にならないのとか考えたらそうなのかなとか思ってた。
ツンケンしてるし最初は好きじゃなかったけど、改心してからは協力的だったし割と好きにはなれた。生き残ったし。

 

新しい要素としては、ロジカルダイブが残ってた。
アクション的なむずかしさはあったけど何度かやれば慣れた。
生き残ってほしい、生き残ると思ってた狛枝と七海は死んだし王女とメカニックは死ぬと思ったら生きてたし、田中も死なないでほしいと思ってたのに死んだし見事なまでに予想の真逆に進んだな。
前回予想した時点ではたぶんチャプター1しかやってなかったからそっから結構今と印象とかが違う。

 

事件が前作と同じように起きてたってのも気づかなかった。
もっとこまめに感想のこしときゃよかった。
チャプター2では、小泉が死んで犯人はペコだった。
過去にまつわる話で、回想がトワイライトシンドロームになぞらえて作られたゲームをやるっていうので面白かった。
あれ怖くて途中までしか実況観てないけど、雰囲気は似てたし斬新で楽しめたから知っててよかった。
推理に関してはそこまで捻りもなかったからまああんま印象ないけど、殺人鬼が出てきたのは確かに前作と同じだった。
モノクマのまたかよってセリフも確かになあと思ったら結局殺人鬼は偽物ってオチだった。
ペコのしたことはあんま納得いかないし小泉が可哀想だけど九頭龍とのやりとりはちょっと感動した。

 

そこはいいとして、その次3話が連続殺人。

犯人は途中でうすうす感づいたから驚きはなかった。
事件としては、澪田が首つりさせられてて西園寺が首切られて死亡。
犯人は罪木だったけどあの豹変具合もちょっと予想ついた。
ビデオ映像はちょっと怖かったし、澪田の死体もかなり不気味だった。
澪田結構好きだったし、西園寺も好きになってきてたからショックだった。
最初に澪田の死体が発見された時は割と衝撃だった。
裁判が進んでっても動機がわからなくて、おしおきも1番微妙だった。
あの人がどうとか言い出して、絶望を思い出したとか何を言ってるのかいまいち理解できなかったけど、全部やったらやっとわかった。

みんな本当は絶望に感染してたからその頃を思い出して殺したんだと。
そこはすっきりしたけどでっかい注射器に乗って飛ばされるだけって微妙すぎるおしおきにした理由がわからん。
実は黒幕とつながってて、あれで逃げたのかなとか一瞬思った。

 

4話はロボの話。
キャラ的に弐大とオワリの格闘コンビはそんなに好きでもなかったけどこのエピソードで弐大はいいやつだなーって感じだった。
田中がなんとなくかっこよく退場したけど犯人なのは残念だった。
餓死させられそうになって殺人に至るっていうのはなんだかなあ。
トリックとかは凝ってて面白かったけど。

 

5話が1番の衝撃。
まずもって狛枝が死ぬとは全く予想してなかっただけに次はだれがしぬのかなーくらいに構えてたらなんか不穏な空気になって嫌な予感がどうとか言ってたら狛枝の死体発見。
しかも惨い殺され方。
と思ったらそれは自殺だってなったり結果的には殺人だったり。
ここは複雑で、だんだん謎が解けてくのが気持ちよかった。
前話から何かの事実を知った狛枝が冷たくなったのも最後までやってやっとわかった。
自殺に見せかけて自分を殺させるとか狛枝すごすぎ。
その執念がすごい、そんなに希望になりたかったのかと。
この衝撃の上に、モノミノートから裏切り者が七海ってのは察してたけど犯人になるとは思わなかった。
しかも、殺意があってじゃなく狛枝の幸運のせいでっていうやりきれない理由で処刑されることになるっていう。
処刑の方法は1番ダンガンロンパっぽい、えぐくてファンシー。
銃殺を一旦は逃れて希望を持たせてからのテトリスには驚いた。
裏切り者って言っても未来機関が悪くないだろうと思ってたから余計に七海が死ぬのがいやだった。

 

6話に入って、色々わかったけど全部わかってなかったから驚きの連続だった。
七海が実在しないとかもそんなの考えもしなかった。
電脳世界っぽくバグみたいなエフェクトが入ったりその辺が凝ってたのは素敵。

音もチープになってって細かい演出。
みんな絶望を更生させるためにってことだったのは本当にわからなかった。
15人の生き残りなんだへえとか思ってた。

 

アルターエゴが出てきたり江ノ島盾子の話が出てきたり前作やっただけにテンション上がる展開。
苗木のシルエットまで出てきて盛り上がってきたと思ったら最後の学級裁判が始まったり、偽苗木が出てきたり。
そのあとの反論で苗木が入ってくるとこは最高潮。
懐かしいし安心するしでもう、やっぱ前作のキャラが出てくる展開とか大好き。
霧切と十神も出てきたしあの展開は素晴らしい。
霧切はやさしいのに十神は結局そんな変わってなかった。
いいから強制シャットダウンだ!とかね。
偽十神のイケメンぷりを見習えよと。
でもまあブレてなくてそれはそれでいいんだけど。

日向の正体が黒幕だったりとか全部明かされてってすっきりした。

 

ラストも前作と違ってエピローグがあったのがよかった。
肉体だけ生きてる犠牲者たちと絶望に抗うであろう主人公たちとそれらをあとにする苗木たち。
苗木たちは未来機関の一員としての一面を見れた。
日向は脳の改ざんに打ち勝ったのかな?
七海が助けてくれるとことかも感動的だった。
全員でビーチで現実逃避してるとことかちょっと平和的で発言もらしくて面白くも切なかった。
どうすればいいかわからなかったけど。

 

あと感想めぐりしてて、破壊神暗黒四天王?の順序間違えまくったなあと思い出した。
何回かやり直したしいまだに曖昧。
四天王の名前が漫画雑誌だったのも気づかなかった。
ジャンPとかサンDとか。
そういう発見とかできるからこそ色々見たくなる。

 

久しぶりに没頭して進めたゲームだったから終わっちゃってちょっと寂しい。
まだサブのが残ってるからそっちも終わらせる。
今回はモノクマメダルたくさん残ってるからいいけど前作のは少なくて特典買えないのがなあ。

 

次は逆転裁判5でもやろうかな。
レベル上げとかする気になれないからそういうストーリー追ってくだけのほうが今はいいかも。

 

それにしてもやってよかったし、考えてたくなるゲーム。
続編は出ないのかな。
よくできたゲームだって耳にはしてたけど今までなんとなく手が出なかった。
でも本当に良作だと思う。
オマージュ的なのが多いから色々なゲームとか漫画知ってるとより楽しめるのがいい。
ネタが盛りだくさんだから気づいてないやつもかなりあるんだろうなあ。