十三機兵防衛圏

ついに買った。

夏季休暇長いしがっつりプレイしたくてずっと気になってたのもあって購入。

本当に全然値下がりしないからセールしたら買おうと思ってもなかなか機会がなかった。

値下がりしないだけあって本当に面白かった。

体験版やってた時は事細かに記録してストーリーとか推測して後から見返そうと思ってたけど先が気になっちゃってできなかった。

後から出たから追加要素もあるっぽくてSwich版買った。

 

ストーリー全部後追いで書くのも大変だしむずかしいから一旦体験版の時のを見ながらプレイ後の感想書いておく。

 

■世界観

SFチックで昭和とかも出てくるからタイムマシンが関係してそうだなって思っていたけど、結局時間旅行ではなく空間そのものが作り出されてたってことだった。

未来の人が過去に飛んでどうにかしようとしてるってのは間違ってはいなかったけど、そんな単純な話ではなかった。

前提として全員未来の人ではあった。人類最後の人たち。

未来で何で殺し合いにまで発展したのか細かい話がなかったけど何が起こったのかは語られてた。

本来の関係性はこの未来の人たちが元になっているけど、物語で主に出てくる主人公たちはその遺伝子情報から作られてはいるものの生まれ直してる感じで年齢も同じくらいに統一されてて環境も違うから関係性も変わっている。

元々恋人同士だったところがくっつかずに別の人とくっついたり、親子だったのが友達関係だったり。

でも本来の人間性が少なからず影響するから似ているところもあるし元が親だから子にあたる人物に対しての情が深かったりする。

この辺は後編で全部語られてやっとわかったレベルでループしてることはわかっても根底の設定に至るまでのどんでん返しには全部衝撃受けた。

三浦は自分が生まれる時代を未来の人は選んだような描写があったけど他の人はどうやって時代を選んだんだろう。

わざわざ過酷な戦時中を選ぶのもすごい。

生育時代としてどれが最も良いかわからないから分散したっぽいこと書いてあった気がするけど結局どの時代にいても人間性はあまり変わらない気もする。

その辺は元々の人格があまり多く語られないから比較もできないけど。

 

■システム

進め方は最低限のロックはあるけど、基本好きな順番に進められる。

崩壊編でバトル、追想編でキャラ毎のストーリー、究明編でアーカイブ確認って分かれていて、基本は追想編を進めてロックがかかったら崩壊編って感じで進めた。

誰を優先でってのもシステム上これが終わったらっていうのが出るまで順繰りに進めた。

・崩壊編

特定の場所を時間まで守り切るようなバトルシステムはタワーディフェンスというジャンルらしい。

多分今まであんまりやってこなかったタイプの戦闘。

機兵操って近距離、中距離、遠距離、飛行それぞれの特性を活かして敵を撃墜していく。

ターンが回ってきたら行動するけど、敵味方のターンが決まり切ってるわけでもないリアルタイム型のターン制。名称がわからない。

場所の移動とかもあるからFEとかに似てるかも。

あれほど戦略的ではないけど。

それぞれ特徴あるから基本的にはバランスよく各機兵タイプも1機ずつは出るようにしつつ後は関係性が深い人たちは同時に出撃とかってやってた。

ノーマルだったしレベルの概念もあるからあんまり苦労しなかった。

一発でS取るのは途中からできないこともあったしちょっとレベル上げないとダメだなってこともあったけど基本的には淡々と次に進められるくらいの難易度。

細かい敵がたくさん出てきたりするのをまとめて爆撃で倒すとか結構快感。

ストロングになったらもっと戦略とか必要になるんだろうけど最初は技の特性もよく理解せずに適当にやってたけどそれでも平気だった。

後半は大体、対空フレア撒いてガーディアンで敵の注意を逸らしてセントリーガンとインターセプターで自動攻撃させつつ各個撃破って感じ。

割とすぐ突っ込ませるから負傷はさせたけど撤退までなったことは1回もなかった。

終わった後も延々新しいステージ出るからノーマルでそれやってたけどレベルも上がったし今ならストロングもいけるかも。

最初からストロングだと結構きつそうだけどもうその辺は体感できないな。

 

追想

分岐があるけど、最終的には全部の分岐を回収することでストーリーが明かされるし進められるって仕組みはすごく良かった。

分岐ものでどちらか選ぶとルートが変わるっていうのも楽しいけど、網羅したい気持ちと周回できない気持ちがあって心残りになったりするから。

分岐する条件とかもヒントが結構あるから調べなくても問題なく進む。

進められない条件の時は自動的にロックかけてくれるから余計なところでずっと分岐探すとかもないのがストレスフリーで良かった。

ループものでもあるから同じシーンを繰り返すことになるキャラも多いけど行動によって変化するし、色んなところ調べたりできるからむしろ何度もやれることであれはどうなるんだ?を試しながらストーリーも進むので作業感もない。

13人もいるし誰が誰やらとか多いなって感じるかと思ったけどそれぞれ個性もあるし混乱はそんなになかった。

同一人物が夢の中やら違う年齢で出てくるのは混乱したけどベースの13人を混同することはなかったからキャラ付けがうまいんだろうと思う。

選んだキャラのシナリオで他のキャラが出てきたりもするから関係性もだんだんわかってくる。

それぞれシーンが異なるから誰の話が誰の話の前後なのかとかが把握しづらくて、時間軸としての過去未来と舞台になってる過去未来がイコールではないからなかなか全体像がつかみにくかった。

だからこそ進めていってだんだんわかるのが楽しい。

あとは同じシーンをそれぞれの視点でってことが少ないから飽きなかった。

同じキャラは同じシーン繰り返すことになるけどそれも前述の通り分岐があるのと色んなことが同時に動いたりして1回では全部見れないから飽きにくい。

キャラクターの動きも細かいし、テレビを遮ったら邪魔って言われたり行動に対しての動きがあるから楽しい。

 

・究明編

バトルして貯めたポイントでちょっとずつ開放してく感じだからどれから読みたいか選べる形なのは良かった。

一気に全部解放されたら量が多くて見ようとあんま思わなかったかもしれない。

キャラクターの情報とかは最初は限定的に書かれてて追想編が進むにつれて追記されてくこともあったけど、その時にどれが更新されたのかが一目でわかる感じなのもよかった。

シナリオとか設定からして情報量は多めだからここで整理できるのも良い。

開発者インタビューとかの記事でこの辺は後から追加した方が良いって声が開発陣の中で挙がってつけたってあったけど本当にあって良かったと思う。

追想編で見た内容がちょっとわからんってなっても見返せるし文章にまとまってるからわかりやすいところもある。

これ以外にも開発関連の記事読んだら自分が良いなって思ったところはそういう風に改善されてるところだったりするから、作る側の思惑通りにプレイする側にとって良い形になってるのが印象的。ストーリーのロックとかも。

 

■キャラクター

とにかくキャラデザが好きすぎる。

未来の姿とか出てくるけど全員良すぎてびっくりする。

操作キャラかわいいしみんな好き。

あと声が合ってるのもすごく良い。

沖野、鷹宮の声が特に好き。

 

・鞍部十郎

群像劇だから全員主人公みたいなところあるけど、その中でも主人公の立ち位置。

和泉十郎という名前も出てきて何も知らない鞍部と鍵を握る和泉がどういう関係なのかとか結構謎の多いキャラだった。

人間性は基本善だけど、過去ループでは理由があったとはいえ仲間を殺したりもしてるから結構過激。今ループの鞍部は割と穏やかだけど。

本来の彼も薬師寺とのエピソードからするに善の人ではある。

2188年の和泉十郎、今ループの鞍部十郎、過去ループの和泉十郎(426)がいてそれぞれ立ち位置とかが違うから混乱する。

426の正体が和泉だったの普通にわからんかった。

鞍部の立ち位置で最初の方は何もわかってないまま巻き込まれてる感じだし和泉が何なのかとか悩んでるし薬師寺に対しても困惑しつつ甘えてるしであんまり頼もしいタイプの主人公ではないなって感じだったけど最終的にはしっかりしていったの成長したなあという感じ。

今ループの温厚な性格は玉緒によって作られたってあるから本来よりも穏やかだったんだろうな。

1周前とかだったら同じ姿かたちでも言動とか違ってたんだろうか。

426は16年後の状態だから同じ年代の頃が元々どうだったのかはよくわからない。

どちらかといえば鞍部より和泉の方が好きだな。

 

・冬坂五百里

冬坂も色んな姿があるから混乱のもとだった。

キャラデザはかわいいなって思ったけど関ヶ原を好きになったのが意外すぎた。

鞍部と冬坂がくっつくんだろうなあと思っていたから。

最初は関ヶ原を追いかけてるけど何か理由があるんだろうなと思ってたけど本当にただの一目ぼれだったっぽいのがまた意外。

今ループの冬坂は可もなく不可もなくかわいいし機兵起動シーンめちゃ好きだけどキャラとしては普通。

森村と冬坂は、十郎と違って名前も全く違うけど同一人物だよなあとは思ってた。

本来の彼女はなかなかやらかしてるし動機が資金調達ってのが何でそこまで金が必要だったのか?っていうのがちょっと腑に落ちない。

沖野に対しての感情はあんまり出てきてなかったから、なんか似てるなと思ってたしそこまで衝撃ってほどではないけど関係性は全然気づかなかった。

 

薬師寺

見た目の雰囲気クールだけど、実はのほほん娘って如月が言ってたりキャラ紹介には書いてある。

あんまりのほほん感はなかったけどその辺は色々削った結果ゲームにエピソード入れられなかったって語られてた気がする。

鞍部ではなく和泉に執着している様子がずっとあったから鞍部が可哀想だなって思ってた。

しっぽとの契約は体験版の時悩んだ記憶がある。

分岐があるのかと思ってたから。

しっぽを信用していいのかってのはずっと彼女の視点だとわからないままで最後に明かされるのは良かった。

十郎に対する強い気持ちは過去に救われた父親への気持ちが反映されてそれが同年代だから恋心に転じたものかなって思うけど、今ループだけでみるとそんなに好きになる要素がなさそうだったから最初は違和感あった。

 

関ヶ原

冬坂とはハッピーエンドで良かったし、東雲と三角関係か?と思ったらそっちは家族愛の方だったから泥沼にもならなくて良かった。

ゲーム内で語られなかった東雲と郷登が付き合った時のエピソードで実は東雲が好きだったけどその時に諦めたとかって知ってちょっと好きになった。

記憶喪失だし人殺したかもしれない状況でなんか追われてるし大事に思ってる東雲には目の敵にされてるしで本人が強いキャラだからよかったものの結構過酷。

2人以外とのキャラとの関りが結構薄いからもっと色々絡んでるのを見たかった。

本来の彼が殺し屋だったってのも納得というか、なるほどって感じ。

2188年で森村を殺して、始まりの時点で森村を殺したかもしれないってなって、冬坂と結ばれるって基本冬坂との関わりが強い。

東雲とは今ループの設定上近所のお姉さんだったってだけで本来の方では特につながりないんだな。

 

・郷登蓮也

物語の確信部分を暴いたりするシナリオだったから全然追想編がロック解除されなくて最初は全然思い入れとかなかった。

崩壊編でも追想編でもなんか色々知ってそうな人だけどあんまり人間性が見えるところがなくて。

森村と行動してたけど他のキャラみたいにわかりやすい素振りがなかったから森村を好きだったの全然気づかなくてバトルのスキル習得で知った。

感情が出る場面が少ないのとやたら有能で人間らしいところがあんまりなかったから感情移入はしにくいキャラだなと思ってたけど、ゲーム外で語られた東雲とのエピソードで困惑してたとか書かれてていいなと思った。

本来の彼も有能だったんだなという役職だけど、やってることは結構汚い。

どういう人間なのかっていう情報がもうちょい見れたら良かった。

美和子に質問責めにされてたじたじになってるのは面白かった。

 

・南奈津乃

明るくて快活で好かれてるキャラだなという印象。

三浦と鷹宮からの好意もそうだし、部活のメンバーとも良い関係っぽいし他のキャラとの絡みの時も基本的に友好。

BJとの絡みが面白くて好き。

他のキャラだとBJを最初に見つけても協力しようとはならなかっただろうしBJが三浦だったことからも運命がすごい。

本来の彼女も三浦と恋人だったってので二人の相思相愛具合がほっこりする。

 

・三浦慶太郎

一番好きかもしれない。

生真面目で実直な感じと、ハンバァグで喜んだりするのがかわいくて。

南に対して初対面からどぎまぎしてるのも面白かった。

妹が千尋だったから妹との関わりが見れていいお兄ちゃんしてるのも良かった。

他のキャラは兄弟がいても出てこないからそういう面が見れない。

三浦と南は本来の姿でも仲良しだし南パートでBJになってたけどずっと一緒にいるから環境が変わっても惹かれあうんだなあ。

生まれた時代が違ってる今ループでも最後はくっつく訳だし。

根っからまっすぐな人間なんだろうなってのが、戦前の時代に住んでみたいって言ってた通りそこに生まれた結果、終始祖国のため、妹のためと奔走してるところに現れてる。

 

・比治山隆俊

焼きそばパン。

やってる時はそこまで思わなかったけど感想とか見てたらずっと沖野と焼きそばパン追ってただけって書いてあって確かにってなった。

戦前から昭和に一人で転移して食べるものもない状態とか相当大変なのに焼きそばパンに全部持っていかれる。

沖野に翻弄されてるのが満更でもなかったり割と欲があるのに口では軍人とはみたいなこと言ってるの面白すぎる。

ここの2人も2188年でも結ばれてて今回もまた出会って惹かれてるから運命的。

未来の姿の2人もよすぎる。

ハンバァグを食べても尚焼きそばパンが一番好きなのかやっぱり肉には負けるのか気になる。

前のループの時に引き継がなかった記憶とかその時に託した機体が三浦に渡るとか結構熱いエピソードがあったはずなのに削られたらしくて本当に残念。

普通にかっこいいのに焼きそばパンと沖野の面白シナリオのイメージが強すぎる。

 

・緒方稔二

結構序盤から好きだった。

沢渡と幼馴染で普通に気の良い関係を築いてるのも良かった。

如月を好きなのがかなり露骨で割とこっぱずかしいこと言ってるのも面白かった。

本来の彼は結構正当に御曹司ポジションに収まってるっぽいから、ヤンキーになったのが環境のせいなのかは気になる。

銃撃戦の発端になったっぽいけど本来の人格がどういうものでそうなったのかがわからないのが惜しい。

今ループの感じからすると喧嘩っ早いところはあるけどそれもどこまで本来の彼と同じなのかわからん。

 

・如月兎美

女キャラで1番好きかも。

網口もそうだけど、結構環境で変わってるから色んな面が見えたキャラ。

舞台上の現代が昭和だから、未来の人ではあるけど感覚的にはこの子が1番現代っ子って感じ。

2188年の姿の方が好きかも。

郷登、沖野ともやりとりしてたし結構みんなと絡みがあったイメージ。

因幡深雪の見た目がどちらかというと東雲に近いのはミスリードなのかな。

名前の因幡からして兎で兎美だろうなとは思ってたけど。

緒方といい感じなのに井田と因幡の関係もあったから最初は混乱した。

未来から来たからイレギュラーな環境でも薬師寺とも仲良しで、冬坂と沢渡とも仲良しだから人間関係構築がうまいんだなという印象。

薬師寺と仲良しなのがそこまでしっくりこなかったからもうちょっとエピソードあると良かった。

3人娘が仲良く色んなもの食べたりするところはかわいくて好き。

食べ物3口で食べちゃうから食べる動作とかめっちゃ細かいわけではないんだけど仕草とかが自然で動きも滑らかで良い。

 

・網口愁

万能すぎる。

あんまり具体的なエピソードは作中で出てこなかったけどスポーツ万能で金持ちでプレイボーイって盛りすぎでは?っていう。

鷹宮を好きになってる割に同一人物っぽい井田は如月が好きだし、因幡から助け求められてるしどうなってんだ?と思ってた。

井田と人間性もあんまり似てないから同じ人物かなかなか確信が持てなかった。

2188年の井田も結構捻じれてそうだったけど本来の人間性がそういう感じなのかな。

2188年にも東雲を絶望させたりしてたみたいだし。

過去ループの井田が如月に惚れてたけど彼女を失った結果ああなった訳だからもしずっと一緒にいたらもっと網口寄りの人格になってたのかな。

東雲との相性が最悪なのは2回も悪い結果になったことからわかる。

因幡とは最後良い感じだったから一緒にいた頃も悪くなかったんだろうか。

その辺は気になる。

胡散臭い笑顔なのは最初から感じてたから意外性はなかったけど如月を本当に好きでその結果そうなったってのはちょっと意外だった。

どっちかというともっと利己的というか自分のためみたいな行動原理かと思ってたから。

結局やってることは独りよがりだからあながち間違いでもないんだけど。

 

・鷹宮由貴

粗暴な感じはあるけど終始良い人だったと思う。

2188年で南が娘だったから今ループでもあんなに南に対して強い好意があったんだなってのは納得。

井田に弱み握られて色々やらされてたりもしたけど、完全に言いなりって訳でもないし頼りになるタイプ。

見た目だけだと郷登あたりと絡みあるのかなあとか思ってた。

全然違う網口と絡むのが意外だった。

南のこと助けにいったり結構ヒーロームーブしてた気がする。

 

・東雲諒子

よく戦犯扱いされてるけど調べるまではそこまでだと思ってなかった。

思い込みが強い感じは最初からあったから危ういんだろうなと思ってはいたけど、2188年でもそうだったぽいから根っからそういう感じなんだろうか。

関ヶ原とのエピソードでは良いお姉さんだから井田との相性が本当に悪いという気はする。

関ヶ原に対する態度が勘違いからくるものだったし、関ヶ原の記憶喪失の原因も東雲の行動だったから本当に関ヶ原が可哀想。

井田を銃殺したのも2188年にやらかしたことも、行動力のあるメンヘラって感じでなかなか厄介だなとは思った。

代わりに信じる相手を間違えなければきっとすごい力を発揮するんだろうとも思うけどいずれにしろちょっと危ういことには変わりはない。

胡散臭い男とそれに入れ込む女のわかりやすい図式だった。

井田が悪いのは間違いないけど東雲ももう少し関ヶ原の言葉とか聞いていれば違ったのになあと思うとちょっと残念。

薬飲まないと頭が痛いって言ってクラウドシンクが薬だけになったりとかギミックは面白かった。

 

・沖野司

有能。

最初13人をちゃんと把握してなかったから、崩壊編で沖野いるのに追想編がないとか機兵いくつに乗ってるのかとか疑問にも気づけなかった。

2188年の不真面目な様子が今ループの沖野にはあんまりなかった気がする。

色んなことを理解してるキャラだってのはわかってたけど思惑がわからなかったけど比治山との接し方見てて敵ではないなって思ってた。

井田、郷登、森村あたりは何考えてるかわからないし微妙に目的が違いそうで誰を信じればいいんだ?ってなってたから。

沖野がいないと機兵もないし、DD426の汚染コードも取り除けないしでいないと詰む存在。

かといって本人は頭良いけど腕っぷしがある訳でもないし回避できないこともあるってことでドロイドに襲われて死ぬっていうのは良い塩梅だなと思う。

その後も比治山とは意思疎通できてるし良かった。

基本ずっと有能だけど強引なところもあって一人だと郷登みたいに人間性があんまり見られなかったと思うから比治山がいてよかったと思う。

そして女装姿が似合いすぎる。

 

・鞍部玉緒

操作キャラじゃないのと色んなところに出てはくるものの立ち位置がよくわからなかったりであんまり思い入れはなかった。

相葉絵里花として鷹宮と行動してる時の雰囲気は好きだった。

その後相葉絵里花は別の人だってわかって誰だ…?って急に背筋が冷たくなる感じも良かった。

本来の彼女はずっと温厚だったから今ループでも敵ではない善の人だろうとは思ってたけど絶対ではないし鞍部の性格をおとなしくなるように変更したとかってあたりはきな臭かった。

ドロイドの時と人間の時とで口調は変わらないけど喋り方変えてて声優すごいなと思った。

 

■そのほか

ストーリーとか設定が壮大すぎて全部を語れないけどとにかくよかった。

散らばった要素を自分で繋ぐってところもあるから隙間でわかりにくいところとか、もっと詳細語ってほしいところは色々あるけども。

開発者インタビューとか裏話とかいくらでも情報出してほしい。

時系列順にイベントアーカイブが揃ってくれるのは助かる。

ゲームのシステム面とかでも本当にストレスないような作りになってたから、良い作品だけどここがなあみたいなのも全然浮かばない。

感想も語彙力なくてすごいゲームだったとしか言えないけど、自分の中でもトップクラスに印象に残る作品だった。

これだけのものだから登場人物の喋る量も相当なものだけど、フルボイスでも会話の合間が短いから遅いと感じることもなかったし、吹き出しが頭の上に出る形で1回の文が長くないから説明が長いとかって感じることもなかった。

とにかく動きが繊細で、リアルできれいっていうわけではないんだけど好みだった。

それぞれのキャラによって走り方が違ってたり仕草も特有のものがあったりするのも良かった。